「仕事は、普通は嫌なものだと思っていました」
そう話すのは、現在、Crestixで2つの事業部のインサイドセールスを管理する高原一真です。
かつての高原は、すべての力を出し切らなくても、要領よく一定の結果を出せるタイプでした。金融系企業に入社したのも、やりたいことがあったからではなく、地元で安定した人生を送るためです。
しかし、約10カ月で退職。その後は1年間フリーターとして働き、100万円を貯めました。
周囲から見れば、キャリアが止まっていた期間かもしれません。それでも本人は、「自分は前に進んでいた」と振り返ります。
安定を選んだ高原が、なぜCrestixに入り、120%で最高点を追うようになったのか。自分の人生と仕事に本気で向き合うようになるまでの変化を聞きました。
プロフィール
高原一真|HD事業部・第一営業部 ISリーダー
2025年7月、株式会社Crestixへ入社。学生時代はピアノに打ち込み、卒業後は金融系企業へ就職。退職後、約1年間のフリーター生活を経てCrestixに入社した。
現在は、HD事業部と第一営業部のインサイドセールスを横断して管理。両事業部の数値管理や施策立案、メンバーのマネジメントを担当している。
「仕事は嫌なもの」。世間の普通に、自分を当てはめようとしていた
――まず、金融系の仕事を選んだ理由を教えてください。
高原:一番の理由は、地元で安定した人生を送れると思ったからです。
就職活動では、5社くらいしか受けていません。保険、金融、アパレル、広告系の会社などを受けて、その中から金融系企業を選びました。
当時は、22歳の自分が抱いている思いつきやエゴよりも、長い目で見たときの安定を選んだ方がいいと思っていたんです。
――当時は、仕事に何を求めていたのでしょうか。
高原:正直、仕事は何でもよかったです。
「仕事は普通、嫌なものだよね」と思っていました。普通に給料をもらい、普通に人間関係をつくり、普通に仕事をする。それが一般的な人生だと思っていたんです。
それまでの僕は、何事も適当にやって、ある程度できてしまうタイプでした。だから、自分が本当に何をしたいのかを考えるよりも、世間のいう「普通」に自分を当てはめにいった感覚に近いです。
――それでも、約10カ月で退職しています。
高原:40年後の自分が見えてしまったからです。
安定を求めて入社したはずなのに、その先の人生が見えたことで、逆に「このままでいいのか」と思うようになりました。
特に違和感があったのが、仕事の進め方です。
新人の仕事の一つとして、コピー機の用紙を補充する役割がありました。用紙が切れる前に補充するため、1時間に1回、複数あるコピー機のトレーをすべて確認するように言われたんです。
さらに、用紙が切れたときには、コピー機のすぐ隣に用紙が置いてあるにもかかわらず、わざわざ僕を呼び出して補充させることもありました。
もちろん、新人が担当する仕事自体に不満があったわけではありません。ただ、目的や効率を考えず、これまでのやり方を続けることに、強い違和感がありました。
みんなから止まって見えても、僕は前に進んでいた
――退職を決めたとき、怖さはありませんでしたか。
高原:不安はありました。
ただ、その会社を選んだのも自分です。過去の選択は変えられないので、「ここからどうするか」をかなり考えました。
そこで、まず1年間フリーターをすると決めました。親には頼らず、自分で100万円を貯めて、次の仕事を見つける。東京でも大阪でも、どこへでも動ける状態をつくり、新しいキャリアを切り開こうと考えたんです。
――正社員として働きながら転職する選択肢もあったと思います。
高原:地元では仕事の選択肢が少なく、正社員になると身動きも取りにくくなります。
それなら、アルバイトを掛け持ちして働いた方が、短期間でお金を貯められると判断しました。稼ぐこと自体より、次の挑戦に必要なお金を貯めることが目的でした。
――フリーターとして過ごすことに、物足りなさはありませんでしたか。
高原:不安はありましたが、前に進んでいる実感はありました。
外から枠組みだけを見れば、「ただのフリーター」だったと思います。99.9%の人には、止まっているように見えていたかもしれません。
でも、僕の中では、自分で決めたことをやり遂げる覚悟を持って働いていました。
みんなから止まっているように見えても、自分は前に進んでいる。そんな感覚でした。
――当時の自分に、今の高原さんから伝えるとしたら何を伝えますか。
高原:もっと自分の直感を信じていいと伝えます。
僕は本来、安定した環境よりも、忙しく働く方が向いている。自分の力で稼げる環境の方が合っている。何となくですが、当時から気づいていました。
それでも、世間的な安定や「一般的にはどうか」を優先してしまった。
自分のフィーリングを大切にすることは、自分の人生と本当に向き合うことでもあると思います。その直感を信じ、それを最大化するために動いてほしいです。
1年かけて準備した次のキャリアを、3日間で決めた
――Crestixから声をかけられたときのことを教えてください。
高原:代表の縞谷から、突然電話がかかってきました。
「今、何をしているの?」と聞かれて、フリーターをしながらお金を貯め、転職活動をしていると話しました。当時は、すでに複数の会社で最終面接や内定まで進んでいました。
そうしたら、急に「じゃあ、うちに来る?」と言われたんです。
縞谷が会社を経営していることは知っていましたが、当時は特別仲が良かったわけではありません。自分に声がかかるとは、1ミリも思っていませんでした。
――誘われたときは、どのように感じましたか。
高原:必要としてもらえたことは、率直にうれしかったです。
ただ、だからといって、すぐに入社しようとは思いませんでした。どんな会社で、何をするのかも分からなかったので、まずは話を聞かないと判断できないと伝えました。
すると、縞谷が広島まで来てくれたんです。そこから3日間、続けて話をしました。
――1年間かけて準備してきた次のキャリアを、なぜ3日間で決められたのでしょうか。
高原:僕の質問に対して、縞谷が1秒もかからないくらいの速さで答えたことが大きかったです。
仕事内容そのものよりも、この人がどこまで会社の未来を考え、思い描いているのかを見ていました。
僕が思いつくような疑問やリスクは、すでに考えられていた。さらに、「こうなったら、こうする」という答えもすぐに返ってきました。
その姿を見て、この人なら自分を任せてもいいかもしれない、信じてみてもいいかもしれないと思ったんです。
普通の会社とスタートアップを比べたとき、スタートアップにしかない経験も必ずあると思いました。
そして何より、次の会社に入ったら、今度こそ本気で何かに取り組むと決めていました。
アポイントが1週間取れない。初めて知った、自分の現在地
――実際にCrestixへ入って、どのようなギャップがありましたか。
高原:思っていた以上に、自分は努力しなければいけない人間なんだと知りました。
それまでは、何事もそつなくこなせると思っていました。自分を過信していたんだと思います。
――それを痛感した出来事はありますか。
高原:1週間、アポイントが取れなかったことです。
その直前までは、複数のアポイントを5日間連続で獲得していました。それが、突然1週間取れなくなった。
今では考えられませんが、当時は「何だ、これは」と本当に驚きました。
それまでの人生では、自分ができない状況にほとんど直面してこなかったんです。
――できない自分を、すぐに認められたのでしょうか。
高原:認めたくないというより、「なぜできないんだろう」と、ひたすら考えていました。
ただ、最初は自分の中だけで考えていたんです。そこで縞谷から、何度も「素直に聞いた方が早い」と言われました。
それをきっかけに、人を頼ることを覚えました。
――自分で考えることと、人を頼ることは、どのように分けていますか。
高原:考えることをやめるのが、人を頼ることではありません。
まず、自分なりに最短最速で100%考える。そのうえで、自分より知っている人や、違う視点を持つ人に聞きます。
自分では100%まで考えたつもりでも、実際には200%あるうちの100%かもしれない。もしかすると、1000あるうちの100かもしれません。
だから、自分で考えたうえで人を頼い、さらに良いものにしていくことが大切だと思っています。
――現在も、考えるために実践していることはありますか。
高原:思いついたことは、まずノートに殴り書きします。
1日に10個くらい書く日もあります。その後、休憩中などに見返して、「これは必要ない」と思えば消す。
最後に1つ残ったら、そのアイデアについて改めて考えます。考えていくと、「これが必要」「これはいらない」と枝分かれしていくので、そこからさらに広げていきます。
最初から正しい答えを出そうとするのではなく、考える数と、変化させる数を増やす。それも、僕にとっては行動量の一つです。
60%で80点を取る自分をやめた
――入社前と現在で、仕事への向き合い方はどのように変わりましたか。
高原:妥協をしなくなりました。
以前は、60%の労力で80点を取るような働き方をしていました。それである程度の結果が出て、周囲からも評価されていたからです。
相対的には成績も悪くなかったので、わざわざすべての力を出す必要がありませんでした。
――そこから、120%で最高点を目指すようになった理由は何でしょうか。
高原:そうしないと結果が出ないという現実があったからです。
同時に、120%で取り組んだ方が、仕事の充実感も大きいと知りました。
特にHD事業部の立ち上げでは、80%や90%ではなく、目標の100%を達成することだけにフォーカスした月がありました。
それまでの僕は、与えられた仕事を一定水準でこなすことはできても、数字を絶対に達成するために、すべてを変え続ける経験はしていませんでした。
Crestixに入り、自分が思っていたよりも広い世界があると気づいた。今までの自分の基準では、本当に目指したい場所には届かないと知ったことが、大きな変化だったと思います。
――現在は、どのような役割を担っていますか。
高原:HD事業部と第一営業部、2つの事業部のISリーダーをしています。
それぞれの事業部の数字を追い、全体を見ながら改善を進めることが、僕の責任です。
入社後、インサイドセールスという職種自体は変わっていませんが、担当する事業や商材は複数回変わりました。
新しい領域へ移るたびに、それまでの経験を生かせるようになり、成果を出すまでのスピードも少しずつ速くなっています。
頭で考えるだけでも、行動量だけでも足りません。
考える数、試す数、変える数を増やす。頭を使いながら、誰よりも量を追う。それが、自分の役割だと思っています。
スターを集めるのではなく、全員がプロである組織へ
――入社前、代表から「全員でレアル・マドリードのようになろう」と言われたそうですね。
高原:広島の喫茶店で話していたときに言われました。
僕は、すごく本質を捉えた言葉だと思っています。
レアル・マドリードには、それぞれ異なる目標や役割を持った選手が集まっています。それでも、一つの組織として、同じ勝利に向かっている。
全員が自分の役割に責任を持ち、プロフェッショナルな行動や気持ちを持てば、組織としても個人としても成果を出せると思います。
――現在のCrestixで、それを感じる場面はありますか。
高原:Crestixでは、IS、FS、経営など、それぞれが違う役割を持っています。
役割や責任は違っても、同じ目標に向かって、それぞれが自分の場所で結果を出そうとしている。
僕自身、必要だと思えば、代表に対しても意見を伝えます。
相手のため、チームのためになるなら、言えない人よりも言える人の方がいいと思っているからです。
ただ、相手に言った以上、「お前もやれよ」と思われます。だからこそ、自分にもプレッシャーがかかる。
相手に求めるだけではなく、自分も結果で示さなければならない。その緊張感が、全員を強くしていくと思っています。
「0からでも、やればできる」を、自分の仕事で証明したい
――今後、どのような存在になりたいですか。
高原:0からでも、やっていればできるんだという象徴になりたいです。
だからこそ、僕が誰よりも早く昇進し、メンバーから一番上のポジションまで行かなければいけないと思っています。
年収3000万円という目標もあります。ただ、現在のリーダーという役職のままでは、達成できないと思っています。
役員や子会社の社長など、より大きな責任を担い、会社にそれだけの価値を生み出せる人間になる必要があります。
そのためには、ISだけでは足りません。マーケティング、営業、マネジメント、経営など、すべての力が必要です。
個人として結果を出すだけでなく、チームや会社全体の視点を持って行動できる人間になりたいです。
――経営陣からは、どのような存在だと思われたいですか。
高原:「高原に任せているから、自分たちは新しいことに挑戦できる」と思ってもらいたいです。
全員が知識も経験もない状態で、横一線から新しいことを始めたときに、自分が一番最初に結果を出す。
「まず僕がやります」と前に出て、道を切り開ける特攻隊長のような存在になりたいです。
――最後に、今の仕事や人生に物足りなさを感じている人へ、メッセージをお願いします。
高原:Crestixへの応募を迷っている時点で、可能性はゼロではないと思います。
一歩目は、誰でも怖いです。
それでも、自分の人生を変えられるのも、切り開けるのも自分しかいません。
頭の中だけで考えていても、踏み出した先のことは分かりません。実際に一歩踏み出した先でしか、見えないこともたくさんあります。
今の人生に物足りなさを感じているなら、まずは一歩、踏み出してみてほしいです。
高原は、最初から何事にも全力で取り組める人間だったわけではありません。
仕事は嫌なものだと考え、力を出し切らなくても一定の評価を得られる働き方を選んでいました。
それでも、安定した未来に違和感を覚え、自分の選択に責任を持ち、次の人生を切り開くために動き始めました。
Crestixに入れば、誰でも自動的に変われるわけではありません。これまでの自分の基準を疑い、できない自分を認め、考え、周囲を頼り、行動し続ける覚悟が必要です。
高原自身も、まだ目標の途中です。
だからこそ、今の自分に満足していない人や、「本当はもっとできる」と感じている人と一緒に、次の可能性を切り開いていきたいと考えています。
まずは一度、Crestixで働く人たちが、何を考え、どこを目指しているのか。話を聞きに来てください。