Entry
Corporate Service Members Crestory Entry

「もっとできるはず」を証明するために、僕は上場企業を辞めた。

「お客さんを舐めるな」

2026年3月にCrestixへ入社した松岡龍士が、入社2カ月目に代表から言われた言葉です。

学生時代から営業を経験し、新卒で入社した株式会社GENOVAでは、約3年間にわたって医療機関向けの営業に従事。営業経験者としてCrestixに加わった松岡は、自分なりに商談準備をしていたつもりでした。

しかし、その準備はCrestixが求める基準には届いていなかった。

約530人が所属する会社を離れ、「自分には、もっとできるはずだ」と未完成な環境へ飛び込んだ松岡。なぜ整った環境を離れたのか。入社後に何を突きつけられ、仕事への向き合い方がどう変わったのか。

「仕組みの中で成果を出す営業」から、「成果が出る仕組みをつくる営業」へと進み始めた、現在地を聞きました。


プロフィール

松岡龍士|第一営業部 FSメンバー

学生時代、株式会社スタイルガーデンで約2年半の長期インターンを経験。通信営業や法人向け採用サービスの営業、新人教育に携わる。

新卒で株式会社GENOVAへ入社し、医療機関向けWebサービスの営業を約3年間経験。2026年3月、株式会社Crestixへ入社。

現在は第一営業部のフィールドセールスとして、医療機関に対する集患支援や業務改善サービスの提案を担当。フィールドセールスに加え、インサイドセールス業務や、営業プロセスの改善にも関わっている。


「普通にしていたら落ちる」。その危機感が、最初の原動力だった

――松岡さんは、学生時代から営業を経験しています。最初に営業を始めたきっかけを教えてください。

松岡:

最初は、就職してからも役立つことを学生のうちにやっておきたいと思ったことがきっかけです。

学生団体でイベントを立ち上げたり、資格の勉強をしたり、プログラミング教室へ通ったり。いわゆる「意識が高そうなこと」をいろいろやってみたのですが、どれもしっくりこなかったんです。

その中で、就職活動や将来について調べているうちに、営業を経験した方がいいという話を知りました。それが長期インターンを始めるきっかけでした。

――なぜ、学生時代からそこまで行動しようと思ったのでしょうか。

松岡:

高校を途中で辞めた経験が大きいと思います。

その後、「大学には現役で入る」と決めて、実際に入ることができました。ただ、一度普通の道から外れた感覚があったので、「ここからまた落ちたらいけない」という危機感がありました。

普通にしていたら、自分は落ちていくかもしれない。だから、何かやっておかないといけないと思っていました。

――長期インターンの経験は、今の仕事にどのようにつながっていますか。

松岡:

長期インターンで学んだことの一つが、「評価は待つものではなく、自分から取りにいくものだ」ということです。

それまでは、頑張っていれば誰かが見てくれると思っていました。でも、成果だけではなく、そこまでに何を考え、何をしてきたのかも、自分から伝えなければ相手には分かりません。

僕は昔から、頑張っていても頑張っているように見られにくいところがありました。

小学生のとき、野球チームの中で一番足が速かったのに、「手を抜いて走っているだろう」と言われたことがあって。自分としては全力なのですが、それが外からは伝わっていなかったんです。

だからこそ、成果を出すだけでなく、その過程も含めて相手に伝えることの重要性を学びました。社内でのコミュニケーションでも、お客様との関係でも、今の自分の根本にある考え方だと思います。


すでにある正解ではなく、自分で考える余白が欲しかった

――新卒で入社したGENOVAでは、どのような仕事を経験しましたか。

松岡:

医療機関に対して、Webサービスや広告関連の提案営業をしていました。テレアポから商談までを担当し、既存のお客様への提案も多く経験しました。

医療業界に関する知識はもちろん、営業そのものを体系的に理解できたことは、今も残っている大きな財産です。

既存のお客様であれば、現在の状況を把握したうえで、「今はこういう状態なので、この提案が必要です」とロジックを組み立てられます。相手から出てくる反応も想定しながら、提案を組み立てる力は前職で身につきました。

――営業として多くの経験を積む中で、なぜ転職を考えるようになったのでしょうか。

松岡:

入社3年目くらいから、「3年、4年経験したら、ほかの選択肢を見てもいいのではないか」と、ぼんやり考えるようになりました。

前職の環境が悪かったわけではありません。むしろ、営業として必要な仕組みが整っていて、その中で成果を出す方法を学ぶことができました。

ただ、仕組みが整っているからこそ、ある程度の答えはすでに出ていました。

「この状況なら、このサービスを提案する」「この課題には、この方法が有効」といった正解が蓄積されている。そこで成果を出すことは大切ですが、次第に、自分で「こうした方がいいのではないか」と考え、答えをつくる仕事がしたいと思うようになりました。

――前職では、自分の力を出し切れていない感覚があったのでしょうか。

松岡:

そうだと思います。

自分がものすごく特別な人間だとは思っていません。ただ、「普通にやれば、ある程度はできる」という謎の自信は昔からありました。

一方で、その力を存分に出せている感覚はなかった。

前職では、自分だからこそ生み出せたものが、あまり見つけられませんでした。すでにある仕組みの中で成果を出すだけでなく、仕組みをつくる過程に入りたい。その方が、自分は仕事を楽しめるのではないかと思ったんです。


会社より先に、「この人たちと働く世界」が見えた

――代表からCrestixへ誘われたとき、会社に対してどのような印象を持ちましたか。

松岡:

正直、最初は会社に対する具体的な印象は、ほとんどありませんでした。

事業内容や今後のビジョンについても話してもらったと思いますが、細かい内容までは覚えていません。

それよりも、以前から知っていた縞谷が、仕事やこれから実現したいことを前向きに話している姿が印象に残りました。

「こういう仕事の捉え方をしている人たちの世界を知るのもありかもしれない」と思ったんです。

――大きな会社からスタートアップへ移ることに、不安はありませんでしたか。

松岡:

もちろん、できなかったらどうしようという不安はありました。

そもそも、それまではスタートアップへ入ることや、自分たちで事業をつくることを、具体的なキャリアとして想像していませんでした。

ただ、近い存在だった人が実際に挑戦している姿を見たことで、選択肢として現実味を持つようになったんです。

転職したいと思っていても、実際には動かない人は多いと思います。

日々の仕事がある中で、自分の将来について考える時間を取るのは難しい。考えること自体が面倒ですし、環境を変えて失敗する怖さもあります。

僕自身も、声をかけてもらわなければ、考えているだけで終わっていたかもしれません。

――複数の選択肢があった中で、最終的にCrestixへ入社した決め手は何でしたか。

松岡:

冗談半分、本気半分で言うと、「営業負けしたから」です。

ただ、本当の理由は、尊敬できる人のもとで働きたかったからだと思います。

僕は、尊敬できる人や「この人はすごい」と思える人のもとで働く方が、自分のパフォーマンスも上がるし、仕事を楽しめるタイプです。

縞谷とは学生時代の長期インターンから一緒でした。当時から仕事ができることは知っていましたし、実際に会社をつくり、前向きに仕事をしている姿を見て、この人ともう一度一緒に働きたいと思いました。

今の会社に残るより、こちらの方が自分をレベルアップさせられる。その期待が、不安を上回りました。


「お客さんを舐めるな」。80点で出した準備を、見抜かれた

――入社後、営業準備について厳しい指摘を受けたそうですね。

松岡:

入社して1、2カ月目くらいの商談でした。

商談前に準備資料をつくり、代表からフィードバックをもらったのですが、そこで準備の甘さを指摘されました。

前職で身についたやり方をもとに、自分なりに準備したつもりでした。ただ、正直に言えば、自分でも100点ではなく、80点くらいの状態で出していました。

当時はほかの業務も重なっていて、少しキャパシティーを超えていたという言い訳もあります。

ただ、本当は100点まで持っていけるのに、80点で出してしまった。その部分を見抜かれたのだと思います。

――具体的には、どのような言葉をかけられたのでしょうか。

松岡:

「お客さんを舐めるな」と言われました。(笑)

――その言葉を受けた瞬間、どう感じましたか。

松岡:

「あ、そこか」と思いました。

もちろん、準備不足を指摘されたことへの悔しさはありました。でも、それ以上に、「この会社が求めている基準はここなのか」と分かった感覚が強かったです。

新しい環境に入って自分の力を試すことも大事ですが、まずは組織が求める基準に自分を合わせなければいけません。

それまでの自分の基準と、Crestixの基準をチューニングする必要があると感じました。

――指摘を受ける前と後で、商談準備はどのように変わりましたか。

松岡:

以前は、受注までの一つのストーリーが見えていれば、準備ができていると考えていました。

お客様はおそらくこの状況で、こういう課題があり、この提案をすれば受注につながる。そこまでのロジックと資料が準備できていればいいと思っていたんです。

今は、そのストーリーから分岐する可能性を、できる限り潰すようにしています。

お客様がパターンAの状況ならどうするのか。パターンB、パターンCだった場合は、何を伝えるのか。その説明を支える資料や根拠まで用意できているのか。

一つの勝ち筋だけではなく、二手目、三手目まで考えるようになりました。

「商談を成立させるための準備」ではなく、「目の前のお客様に最適な提案をするための準備」へ、考え方が変わったと思います。


0→1は、格好いいだけではない。失敗の方が多い

――現在は、どのような仕事を担当していますか。

松岡:

第一営業部で、フィールドセールスを担当しています。

診療所やクリニックに対して、Webマーケティングによる集患支援や、ホームページ、公式LINEなどの業務改善サービスを提案しています。

商談がない時間には、インサイドセールスとして新規のお客様へのアプローチも行っています。

――立ち上げ段階の事業部で働く面白さは、どこにありますか。

松岡:

良くも悪くも、まだ形になっていないからこそ、自分たちで形をつくれるところです。

ただ、0→1や新規事業の立ち上げは、言葉だけを聞くと格好良く見えると思います。

実際には、かなりしんどいです。

メンバーや役割が変われば、そのたびに進め方も変わります。できたと思ったら、新しくできていないことが出てくる。成功より失敗の数の方が多いです。

事業立ち上げの実績だけを見ると華やかですが、その裏側で、どれだけ考え、試し、失敗しているのかは、実際に経験しなければ分かりません。

その現実を知ること自体が、一人の社会人として大きな財産になると思っています。

――入社してから、最も変化したと感じることは何ですか。

松岡:

常に「プラスアルファで何を改善できるか」を考えるようになったことです。

以前は、受注して売上をつくれたら、それで一度仕事が完了していました。

今は、できなかったことをできるようにするだけではなく、すでにできていることを、さらに良くするにはどうすればいいかを考えます。

今50までできているなら、60へ上げるにはどうするのか。本当の限界はどこにあるのか。

案件管理や進捗共有の方法についても、決められたやり方に従うだけではなく、より再現性高く成果を出せる方法を考えています。

まだ完成した仕組みがあるわけではありません。だからこそ、自分の意見や行動が、組織の形に反映されていく面白さがあります。

――Crestixのメンバーには、どのような印象を持っていますか。

松岡:

みんな、最後の部分でサボらないと思います。

ここで言うサボるは、仕事中に外へ出て昼寝をするような、分かりやすいサボりではありません。

本当は100点まで持っていった方がいいと分かっているのに、「80点でいいか」と止めてしまうことです。

あと一歩詰められる。もう一つ考えられる。そこをやるか、やらないか。

Crestixでは、事業の立ち上げだけでも余裕がない中で、さらにAIを学び、仕事へ活用することも求められます。

一つの仕事だけで精いっぱいになるのではなく、その先まで取りにいこうとする。そこは、この会社の基準の高さだと感じます。


20代で三つの事業をつくる。最初の一つを、まず完成させたい

――今後、Crestixでどのようなことに挑戦したいですか。

松岡:

まずは、今取り組んでいる第一営業部の立ち上げを完成させることです。

僕の中での完成は、自分がいなくても事業が回る状態をつくることです。

自分一人が営業として成果を出せても、事業ができたとは言えません。ほかの人も成果を出せる営業プロセスや管理方法をつくり、組織として回る状態にしたいです。

そのうえで、二つ目、三つ目の事業もつくっていきたい。

20代のうちに三つの事業を立ち上げることを、今の目標として掲げています。

――数年後、Crestixへの転職をどのような選択だったと振り返りたいですか。

松岡:

「かなり小さな光にしがみついた選択だった」と言いたいです。

入社を決めた時点では、この会社が今後どうなるかも、自分が成果を出せるかも分かりませんでした。

それでも、ここには自分の可能性を広げられるかもしれない、わずかな光がありました。

その小さな光にしがみついたことが、後から振り返ったときに、大きな転機だったと言えるようにしたいです。

――現在の環境に物足りなさを感じながら、動けずにいる人へ伝えたいことはありますか。

松岡:

何かを得ようとするなら、何かを捨てる覚悟は必要だと思います。

今の環境で得られている安定や評価を手放すことになるかもしれない。新しい環境で、自分ができない人間だと分かるかもしれない。

ただ、少しでも「このままでいいのかな」という気持ちがあるなら、それは人生の最後に後悔する可能性のある部分だと思います。

もちろん、今のままで本当にいいと思えるなら、それも一つの選択です。

でも、毎日の仕事が忙しくても、一度自分の胸に手を当てて、本当にこのままでいいのかを考えてみてほしいです。

僕自身、Crestixに入って、自分の可能性や今後のキャリアに対して、以前よりも光が見えるようになりました。

仕事に誇りを持てて、これからの可能性が広がっていけば、仕事だけではなく、人生そのものにも光が見えてくると思っています。

――最後に、どのような人と働きたいですか。

松岡:

考え方や経歴は、違っていていいと思っています。むしろ、いろいろな人と働いた方が、新しい刺激があって面白い。

ただ、仕事に対して前向きで、自分なりの正義や大切にしたいものを持っている人と働きたいです。

Crestixは、整った環境で与えられた仕事だけをこなしたい人には、難しい会社だと思います。

自分で考えることから逃げず、失敗しても改善し、今の自分より少しでも上を目指したい人にとっては、面白い環境です。

僕自身も、まだ事業をつくっている途中です。

完成した場所に入るのではなく、未完成な場所を一緒につくってみたいと思う人とは、まず一度話してみたいですね。

Crestixで、自分史上最高を更新しませんか?

少しでも気になった方は、まずは一度お話ししましょう。

松岡龍士とカジュアル面談を申し込む